RSSで100倍情報を処理しよう
RSSとはニュース記事とかブログの内容とかの「見出し」や「要約」を更新情報としてまとめた汎用形式のデータです。汎用なので色んなアプリケーションやサービスに渡せます。色々なアプリケーションで受けることで情報の収集や処理を効率的に行えます。効率的というか劇的に効率がアップします。
是非活用しましょう。
ニュースサイトなどに行くとよく[XML]とか[RSS]みたいなロゴとか、電波のようなマークのアイコンがおかれています。それらは大抵RSSフィードの取得ページにリンクされています。(RSSデータを提供すること、あるいはデータそのもののことをフィードと言います)
ニュースサイトやお気に入りのブログからフィードを取得して各種リーダーで更新チェックや閲覧に利用している方も多いと思いますが、しかし、各サイト上で提供されているフィードはサイト側から提供されたものだけですので、閲覧や更新チェックの手間を省力化することはできますが、かならずしも自分の欲しい情報であるとは限りません。
新聞社のサイトなどから色んな分野のニュースを網羅的に知りたい場合はそれでも良いのですが、ある話題をピンポイントにしかも複数のサイトやブログから拾い集めたい場合は、自分でオリジナルのフィードを選別、あるいは生成する必要があります。
以下に、私のRSS利用法を紹介します。もちろん、これはベストプラクティスではありません。他に良い方法があったら教えてください。
(ごく初歩的なRSSの活用方法は他に譲りますので、各自調べてください。)
■RSSリーダーについて
- 見出しだけ1日何度もチェックするサイト
時事ニュース、ネットの話題などが中心です。新聞社や通信社、IT系ニュースサイトが中心です。あとソーシャルブックマークの人気エントリ、2ちゃんのヘッドラインなど。
この類のサイトは、Firefoxの「個人用ツールバーフォルダ」に子フォルダを作ってジャンルを決めてフィードを登録しています。登録数はいつも大体100サイトくらいになるように入れ替えをしています。100サイト以上あってもネタが重複するし、こちらが処理できなくなりますので。
それと別に、主要な4サイトほどだけブラウザのホームに指定しているiGoogleに登録しています。
- 一日1回だけ更新をチェックするサイト
IT系サイトのコラム、個人ブログが中心です。そのサイトのフィードを直接登録しているほか、はてブや検索エンジンを経由して抽出取得しています。Firefox拡張の「Sage」と「Googleリーダー」を併用しています。
- タグ検索
はてなブックマーク(以下、はてブ)はタグ検索の結果からフィードを取得できます。はてブのトップページにある右のほうの検索窓から「タグ」のラジオボタンにチェックを入れて任意のキーワードを検索します。タグ検索なので抽象的な単語がいいです。「経済」とか「スイーツ」とか「イラク」とか「シャープ」とか「橋下徹」とか、そんな感じ。その結果を登録しておけば、そのワードのテーマのサイト情報がどんどん更新されます。この機能に関しては、はてなへのユーザー登録などは不要です。
- お気に入り
気になるブロガーがいるなら、はてブの「お気に入り」機能をつかって、一括してRSSを吐き出すこともできます。ただし、こちらははてなのユーザー登録が必要な機能です。
■検索結果を利用する
Yahoo!ブログサーチやMSNサーチ、あるいはブログ専用検索のテクノラティとかNAMAANなどは検索結果をそのままフィードとして受け取れます。使い方は色々で、はてなブックマークのタグ検索と同じように任意のキーワードの検索結果のほか、ある非常に注目すべきニュースのページURLに対し言及(リンク)しているブログを一括でさらって来たりできます。
ちなみに、これらのサイトが提供する「注目のキーワード」とかの情報もそれなりに便利です。
そのほか、上記と同様の機能を持つサービスとして、フィード専門の検索サービスでFreshfeedというサービスが使いやすいです。
- テレビとか特定のジャンル
最近は、検索結果をRSSフィードで提供するサービスがどんどん増えていますので、自分にあったサービスを探してください。例えばlivedoor番組表では、任意のキーワードに関するテレビ番組を抽出してしてフィードを吐き出してくれます。「漫才」とか「政治」とか「竹中直人」とか。
他になんかあるかな?