家のテレビが邪魔。しかもついてるとイライラして叩き壊したい。何この拷問。


石井裕の“デジタルの感触” 第28回 テレビの未来


まったくもってその通り。最初から最後まですべて同意。理屈では。
ただなぁ、現実の行動となると、仕事上とか人との付き合い上とかテレビ見てないとヤバイことって割とあるんだよね。大学の先生ならそうでもないのかもしれないけど、近所のオッチャンオバチャン相手だと、テレビくらい見とかないと、話がしにくい。テレビを見てること前提に話を振られたりして困る。


現時点では、ネットの影響力は全くテレビには及ばないのは事実。
将来的にネットがメディアを置き換えるというのは理解できるけど、“現時点”では、まだテレビもチェックしておかないと社会を正しく理解できないんだよなあ。というところに葛藤がある。


それに、ネットだけだとニュースが偏るんだよね。もちろん、2ちゃんだけとかブクマだけというのは論外として、それらはもうほとんど情報民主主義的に機能していないと思うんだけど、最近、RSSを軸に構成されるネットワークスペースもスケールフリーになってきた感じがしてて、軽い問題意識を持ってる。
この件については、まだ自分の中でちゃんと考えがまとまってないんだけど、ネットって自分で情報を取捨選択しちゃうから、そりゃあ、無意識に情報は偏るわな。いらない情報は自分フィルターで除外されちゃうわけだから。


半年ほど前に「はしした弁護士って誰?」って言ったら、だいぶ怪訝な顔をされた。ネットでもその名前はしょっちゅう目にしてたはずなんだけど、自分の中でフィルタリングされて消されてたんだろうな。多分。


一時期、そういうのを補正するために7時のニュースとか視聴率上位のバラエティーとかをわざわざ録画して、早送りで15分くらいで見る(最近はテロップが充実してるので4倍速くらいでも内容がわかる)という不毛なことをやってたこともあったけど、さすがに面倒くさくなってやめた。アホか、俺。
その結果が「はしした弁護士」なんだけど、いや、まあ、別にいいや。


でも、まあ、映像の持つ力というのも認めたいところなので、今でもドキュメンタリーだけ見てる。NHKと概ねテレ東系だけ。
でも、時間はもったいないので、録画器の早見機能みたいなので見てる。最近は携帯でワンセグを録画して、SO903itvには1.3倍速再生という便利な機能があるので、それで電車で移動中とかに見る。移動が40分なので、1時間番組がちょうど見終わるくらい。


それ、すでに娯楽じゃないね、と言われるとそうかもしれない。ハズレの番組内容だったりすると正直ツライ。